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よさこい祭り

よさこい祭りは、前夜祭、本番、後夜祭、よさこい全国大会が4日間にわたって開催されます。高知市内9カ 所の競演場と7ヶ所の演舞場で約200チーム、総勢約18,000人の鳴子を持った踊り子が、衣装や踊りに工夫を凝らし街中を練り歩きます。チームを先導する地方車の装飾も華やかで、市内はよさこい祭り一色に染められます。


同じ祭りの詳細

花火の詳細は高知市納涼花火大会でご確認ください。


よさこい祭りのトップ画像

よさこい祭りの歴史


南国土佐の真夏の風物詩よさこい祭り。この時期、高知の街はカラフルな「よさこい色」に染まります。よさこい祭り本家の高知県では、毎年8月9日(前夜祭)、10日、11日(本番2日)、12日(後夜祭・全国大会)の4日間、高知市内16ヶ所の競演場・演舞場でエネルギッシュな「よさこい鳴子踊りフェスティバル」が開催されます。踊り子達は、この祭典のために1年かけて準備してきた独創的な衣装や踊りを披露しようと、街中をここぞとばかりに乱舞します。PAを搭載した華やかな装飾の「地方車(じかたしゃ)」に先導された踊り子達は、市内の演舞場や競演場を回りその自慢の踊りを披露します。

「よさこい祭り」は、昭和29年(1954年)8月「戦後の不況を吹き飛ばし、市民を元気づけ、商店街に再び活気を!」という願いを込めてスタートしました。「高知にも永続的に発展する祭りを」と、徳島の阿波おどりに対抗する形で高知商工会議所青年団によって始められたお祭りです。当初は21チーム・750人規模の祭りは、よさこいを愛する高知市民達の手でどんどん成長し、90年代を過ぎると北海道を始め全国各地に広がっていきました。初めは高知内の踊り子チームに限った祭りは、各地のよさこいチームとの交流とよさこいの輪を更に広げる目的で、1999年からは併せて全国大会も開催するようになりました。その自由さがゆえ全国200以上もの場所に広まった「よさこい祭り」は、それぞれの地で独自の発展を遂げ、まちづくりや地域おこしの役目も果たしています。

四国三大祭のひとつ「よさこい祭り」は、今や海外16カ国以上でも行われるようになりました。日本を代表する夏の祭典にまで成長した土佐の「よさこい祭り」には、全国のよさこいファンが集結し、熱くパワフルな「よさこいカーニバル」に酔いしれます。


よさこい祭りの見どころ

祭典初日の「前夜祭」、前年度の「よさこい祭り受賞チーム」の踊りで幕が開かれます。夜には鏡川河畔で「高知市納涼花火大会」もあり、中四国最大級のナイアガラなど迫力満点の花火が夏の夜空を彩ります。本番2日間には、高知市内9ヶ所の競演場と7ヶ所の演舞場で各チームが「よさこい大賞」を狙って白熱した演舞を繰り広げます。各チームのオリジナリティ溢れる衣装、音楽、地方車、振付け等に注目しましょう。最終日の「よさこい全国大会」には日本全国の踊り子達が集結し、その年の「よさこい祭り本番受賞チーム」と共演します。本家高知の地元チームの演舞と、各地域で育まれた地方色豊かなよさこい踊りの舞を見比べてみてください。フィナーレでは全国大会オフィシャル曲の「鳴子華」に合わせての総踊り、「後夜祭」では、その年の「よさこい祭り本番受賞チーム」の表彰式と踊りの披露が行われます。

よさこい祭りはストリートとステージの2パターンの演舞が楽しめます。商店街や道路を強弱をつけながらズイズイ踊り進む迫力のストリート演舞、広い舞台を活かしたフォーメーションが見もののステージ演舞、どちらも見応えがあります。ストリート演舞のメイン会場「追手筋」、ステージ演舞の「中央公園」は大変混雑するので、帯屋町のスタート地点、中央公園付近、菜園場、梅ノ辻でじっくり観覧することをお勧めします。お気に入りのチームのその年の気合の入れ方を探すのもファンの楽しみ方なのですが、よさこい初心者は有名チーム「十人十彩」「旭食品」「濱長 花神楽」「とらっくよさこい」「ほにや」の質の高い演舞や衣装を見ておけば間違いないでしょう。


よさこい祭りの注意点

よさこい祭りの会場は、日程や見たい演舞によって変わるのでご注意ください。本番の日の演舞時間も会場によって多少異なります。本番の競演場は、追手筋、上町、升形地域、万々、愛宕、菜園場、梅ノ辻、はりまや橋、中央公園の9ヶ所、演舞場は、高知城・高知駅前・旭・京町・秦・帯屋町・柳町(2日目のみ)の7ヶ所です。「前夜祭」と「後夜祭」の会場は中央公園、「全国大会」は高知城・追手筋・帯屋町・中央公園です。中央公園への最寄りは路面電車「とさでん桟橋線」の「はりまや橋」またはバス停「堺町」ですが、徒歩でもJR高知駅から15分位です。高知城へは高知駅前からバスに乗り「グランド通」で降りて徒歩9分です。ほとんどの会場へは徒歩で行けますが、少し離れた旭演舞場、上町競演場、升形地域競演場へは高知駅から30分以上かかるのでJR土讃線かバスを利用しましょう。

鳴子踊りをゆっくり観覧したい方には、追手筋本部競演場の有料桟敷席をお勧めします。指定席、自由席、入替え席がありますが、入替席の前半と後半の間は踊りが中断しないのでご注意ください。桟敷席には車椅子エリアも設けられていますが、同伴の方は自由席チケットが必要です。6名以上のグループチケット購入の場合は、6月開始の抽選チケットに申し込みましょう。桟敷席は全て前売り販売ですが、残った場合は当日券として南ブロックA・B入口付近で販売されます。桟敷席での禁止事項は、喫煙、ペットの同伴、自撮り棒や三脚を使っての撮影です。祭りは多少の雨でも開催されるのですが、桟敷席には屋根がないのでカッパ等を用意しましょう。真夏の土佐の平均気温は30度を超えるので、熱中症対策も忘れずに。

祭典後に開催される「よさこいアンコール」では、よさこいチームによる踊りの披露の他、よさこい鳴子踊りの体験もできます。「高知よさこい情報交流館」では、よさこいグッズの展示だけでなく、ジオラマ、シアター、鳴子作りやよさこい踊りの体験など、かなり充実しているので是非立ち寄ってみてください。


よさこい6大要素

よさこい鳴子踊りには「よさこい6大要素」があり、知っておくと祭りが更に楽しくなります。まずはチームの個性がひと目で分かる「衣装」。これは競演時の採点基準にもなっています。伝統的なハッピや和柄物から斬新なトロピカル衣装まで、その豊かなバリエーションは私達の視覚を楽しませてくれます。アーティスティックなヘアメイクも見逃せません。2つ目は「音楽」。「よさこい鳴子踊り」のフレーズさえ入っていれば、曲のアレンジはチームの自由です。伝統的なよさこい節から、ロック、サンバ、ヒップホップ、演歌、フラメンコ、フラダンス等などバラエティ豊かです。各チームはDJ、生歌、バンド演奏など、毎年趣向を凝らしたパフォーマンスで観客を楽しませてくれます。3つ目は「踊り」。よさこい鳴子踊りの基本は、鳴子を鳴らし前進する踊りであること。チーム毎の独創的な振付けやフォーメーションを駆使した演舞は、見飽きることはありません。笑顔で踊りつつ一糸乱れず舞う姿は圧巻です。4つ目は「鳴子」。朱色・黒・黄の物が一般的でしたが、近年はチームの特徴に合わせた様々な色、形、素材の鳴子が使われています。鳴子の打ち方も審査基準のひとつなので、踊り子達は手首のスナップを効かせて高らかな音を鳴らし、決める時にはピシッと揃って音が止まるよう練習を重ねます。5つ目は各チームのシンボル、踊りの音源「地方車」。看板職人によって派手に装飾されたトラックが、チームの個性を強烈にアピールします。チームによってはボーカル、DJ、太鼓やバンド演奏のステージにもなります。「地区競演場連合会地方車奨励賞」を狙っての派手なネオン装飾や、シャボン玉やドライアイスの仕掛けで気合を入れた地方車に注目です。6つ目は「メダル」。各競演場・演舞場(一部除く)には審査会場があり、優れた踊り子にはメダルが授与されます。中でも、追手筋本部競演場でミス高知から渡される朱色の花メダルは踊り子達の憧れの的。その他、木製メダルや鳴子型メダルなど、個性溢れるメダルを見比べてみてください。


祭り有名番付

横綱クラス
その他呼び名日本三大よさこい祭り
四国三大祭り

※祭りびと制作委員会による独自評価。対象となる祭りがどのくらい知名度があるか全国調査により格付け。


祭り要素

伝統・祈願
踊り・神輿
花火

祭り評価

歴史アイコン
歴史
ビジュアルアイコン
ビジュアル
★★★★★
屋台アイコン
出店
★★★★
環境アイコン
環境
★★★★
アクセスアイコン
アクセス
★★

※祭りびと制作委員会による独自評価。各項目毎★5つが最高評価。☆は詳細が不明のため評価なし。

祭り日程 2018

2018年8月9日~12日
日程・概要○8月9日
16:00~ 祈願祭(中央公園)
 1.神事(玉串奉典) 
 2.関係者挨拶
 3.よさこい大賞カップ返還
 4.踊り子隊優秀旗返還
17:20~22:00 前夜祭(中央公園)   
19:30~21:00 花火大会(鏡川河畔)

○8月10日、11日
11:00~22:00 帯屋町演舞場
11:30~22:00 中央公園
12:30~21:30 上町、升形地域、万々、愛宕、菜園場、梅ノ辻、はりまや橋(以上 競演場)旭、京町、秦、高知城、高知駅前(以上 演舞場)
18:30~21:30 柳町演舞場

○8月12日
12:30~ 全国大会(12:30から高知城にて開会式典)
13:15~22:00 全国大会(高知城、追手筋、帯屋町、中央公園) 全国大会出番表(後夜祭含む) 4会場にて演舞
18:30~22:00 第65回本番受賞チーム表彰(中央公園) 後夜祭(中央公園)


祭りを見る&祭りに参加する

祭りを観覧する 祭りに参加する
観覧料金 無料(一部有料あり) 参加料金 無料
観覧予約 当日予約可 参加予約 当日予約可
観覧に関する詳細 よさこい祭り本番・全国大会(桟敷席)
○料金
・通し席
 昼の部13:15~17:15/夜の部17:45~21:30
・入替席(夜の部のみ)
 前半17:45~19:30/後半19:45~21:30
指定席1,800円、自由席1,300円、入替席1,000円
※3歳以下無料

○購入方法
・チケットぴあ
・ローソンチケット
・イープラス
・高新プレイガイド
・高知市観光協会HP
参加に関する詳細 ○当日飛び入り、または当日参加専用チームに参加
・市民憲章よさこい踊り子隊
・あったか高知踊り子隊

○チームに加入し、練習を重ねる
<チームの探し方>
・地域、学校、職場内のチームに参加
・友人知人が所属するチームに誘われて参加
・当日祭り会場で探す(ただし参加出来るのは次回の祭りから)
・ホームページで探す

来場者層

おひとり様
おひとり様
家族
家族
カップル
カップル
友達
友達

アクセス

住所 高知県高知市追手筋本部競演場ほか
交通アクセス 電車:JR高知駅→徒歩15分
車:高知道高知ICから県道384号経由6km10分

駐車場

駐車場 有り(周辺民間駐車場利用)

主催 よさこい祭振興会
公式URL http://www.cciweb.or.jp/kochi/yosakoiweb/

よさこい祭りのレビュー

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