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YOSAKOIソーラン祭り

高知県の「よさこい祭り」と北海道の「ソーラン節」をミックスして誕生したお祭りです。ルールは鳴子を持って踊ること、曲にソーラン節のフレーズを入れることの2つ。市内各地で白熱の踊が披露されます。


YOSAKOIソーラン祭りのトップ画像

YOSAKOIソーラン祭りの歴史

初夏の札幌、ひるがえる大旗と共に極彩色の衣装の踊り子達が情熱的に舞い踊る。YOSAKOIソーラン祭りは、毎年6月の上旬から中旬にかけて北海道札幌市で開催されるフェスティバルです。この間の市内は大通公園を中心に、「街は舞台だ」の合言葉でカラフルな演舞会場に変身します。祭りには市外からも多数のチームが参加し、各チームが鮮やかな衣装やメイクで独創的でパワフルな踊りを披露します。

YOSAKOIソーラン祭りの特徴は、その自由さにあります。最大150人の踊り子で構成されたチームが、それぞれユニークで独創的な衣装、音楽、振り付けで全身全霊でパフォーマンスします。高知の「鳴子よさこい踊り」との大きな違いは、演舞する曲のどこかにソーラン節のフレーズが入っている事。その他のアレンジは自由なので曲調も様々、中にはマイクパフォーマンスに力を入れているチームもあります。各チームが毎年趣向を凝らし、鳴子や扇子、大旗などを持ってオリジナリティ溢れる踊りを披露します。

この祭りは、高知県で本場のよさこい祭りを見て感動した北海道大学の学生が、「北海道にもよさこい祭りを!」と熱い想いで「YOSAKOIソーラン祭り実行委員会」を立ち上げた事に始まります。高知の「鳴子よさこい踊り」と北海道民謡である「ソーラン節」の融合で、元気いっぱいの「高知よさこい」が、広い北海道の地で更に自由でダイナミックな踊りに進化したお祭りです。第1回のYOSAKOIソーラン祭りは1992年に道内16大学の実行委員会150名によって開催され、参加10チーム、参加者1,000人、3会場という規模でした。しかし、その後どんどん規模が大きくなり、北海道内はもとより道外からのチームを含めた数万人が参加するイベントとなりました。YOSAKOIソーラン祭りは、その自由度とパフォーマンス性の高さからか海外のファンも多く、近年では台湾、ブラジル、ベトナム、ロシア、アメリカ等、多くの国や地域からの参加者も増え、今や国際的な祭典に成長しています。


YOSAKOIソーラン祭りの見どころ

YOSAKOIソーラン祭りは全5日間の日程で行われます。まず初日、2日目は夕方から大通公園で、オープニングと札幌市内チームのエネルギッシュな演舞が披露されます。3日目の「ソーランナイト」では、前年のファイナル・セミファイナル審査での入賞チームとジュニア大会の入賞チームの質の高い踊りが見られます。4日目には市内の各会場で多数のチームの演舞が繰り広げられ、大通8丁目会場では一次審査、一番街・丸井今井前会場では少人数チームのためのU-40大会も行われます。大通南北パレード会場で行われる「サタデーナイトパレード」には前年の入賞チームが登場するので見逃せません。最終日も市内各会場で白熱した踊りが見られますが、この日はファイナルのステージ審査、ジュニア大会の審査、U-40大会の二次審査、受賞チームの演舞披露など、見所いっぱいです。ラストは、大通南北パレード会場北コースの「ファイナルパレード(パレード審査)」での迫真の演舞、そして南コースの「お祭りパレード」では、海外ゲストチームの演舞やYOSAKOI以外の踊りもあり、参加者も観客も熱く盛り上がります。

演舞の見せ方は、ステージ形式とパレード形式があります。ステージ形式の時は、広い舞台の幅を活かしたフォーメーション演舞、パレード形式では、音響設備を積んだ各チームの地方車(じかたしゃ)の先導で、道路を前進しながら踊ります。

YOSAKOIチームの構成は様々で、パワフルな男性チーム、女性だけの艶やかなチーム、可愛らしい子供チーム、それぞれの良さを活かして踊る男女混合チーム、ベテランチームとYOSAKOIファンの外国人のコラボチームと、どれも見応えがあります。初めてでどこの会場で観覧するか悩んでいる人には、まず歴代の大賞受賞チームである「平岸天神」「新琴似天舞龍神」「夢想漣えさし」の演舞を見る事をお勧めします。

「誰もが参加できる市民の祭り」を目指すYOSAKOIソーラン祭りでは、祭り期間中「ワオドリスクエア」会場にて、誰でも飛び入り参加で踊る事が出来ます。無料で貸し出している鳴子を手にし、踊り子達に混ざって踊ってみてください。そして特別企画「体験参加チーム」では、祭り当日45分程度の練習の後、大通パレードで踊る事も出来ます。手ぶらで行っても鳴子や法被が借りられるので、観光客にもお勧めです。


YOSAKOIソーラン祭りの注意点

YOSAKOIソーラン祭りの開催は6月上旬から中旬の5日間で、必ず第2日曜日が最終日になるよう調整されているので、遠方からでも行きやすくなっています。

市内約20か所ある祭り会場の内、絶対に押さえておきたいのは「大通公園西8丁目ステージ会場」と「大通南北パレード会場」の2つです。大通公園内の特設ステージでは、5日間を通して参加全チームの白熱した演舞、そして大通パレード会場では、サタデーナイトパレード、お祭りパレード、ファイナルパレードが見られます。

メイン会場「大通公園西8丁目会場」へのアクセスは、地下鉄東西線「西11丁目駅」の4番出口を出て東に350m(徒歩約4分)、JR札幌駅から歩いても16分です。この会場のメインステージには、観覧無料のフリースペースがあり、目の前で演舞が観覧できます。この観覧席には南北両側にある入場待機列で席が空くのを待って入ります。待たずに確実に座って観覧したい人には、演舞を真正面からゆっくり楽しめる特別観覧席もあります。観覧席では、ペットの同伴や、三脚、椅子、傘の使用は禁止されているので注意してください。

一次審査やファイナルパレード等が行われる「大通南北パレード会場」へは、地下鉄東豊線に乗り「大通駅」で降りてください。徒歩だとJR札幌駅から12分程度です。パレードが行われるのは、西5丁目から10丁目ですが、その内5~7丁目の南北コース両サイドには桟敷席が設置されます。この桟敷席は1時間半~2時間毎の入替え制で全席有料ですが、「お祭りパレード」の時間帯は全席無料になるのでチャンスです。西9丁目と10丁目の沿道に桟敷席はないので、立ち見でパレードの観覧ができます。桟敷席・特別観覧席のチケットは共にその年の4月から販売されます。この2つの会場以外の場所での観覧は基本的に無料です。市内にある会場間は徒歩5~20分で移動できますが、市街にある会場へはJRか地下鉄の南北線、東西線、東豊線をご利用ください。

なお、大通公園西5、6丁目の「ふーどパーク」では、北海道グルメだけではなく、全国各地の食が味わえるので観覧の合間に是非足を運んでみてください。


祭り有名番付

横綱クラス

※祭りびと制作委員会による独自評価。対象となる祭りがどのくらい知名度があるか全国調査により格付け。


祭り要素

伝統・祈願
踊り・神輿

祭り評価

歴史アイコン
歴史
ビジュアルアイコン
ビジュアル
★★★★
屋台アイコン
出店
★★★★★
環境アイコン
環境
★★★★
アクセスアイコン
アクセス
★★

※祭りびと制作委員会による独自評価。各項目毎★5つが最高評価。☆は詳細が不明のため評価なし。

祭り日程 2018

2018年6月6日~10日
日程・概要ソーランナイト
6月8日(金)18:00~21:30
ワオドリスクエア
6月6日(水)18:00~21:00
6月7日(木)18:00~21:00
6月8日(金)18:00~21:00
6月9日(土)10:00~21:30
6月10日(日)10:00~16:00
サタデーナイトパレード
6月9日(土)19:2~21:30
お祭りパレード
6月10日(日)18:00~19:10
ファイナルパレード
6月10日(日)18:00~19:10
ファイナルステージ
6月10日(日)15:50~21:50
北のふーどパーク
6月6日(水)・7日(木)11:00~21:00
6月8日(金)~10日(日)10:00~22:00


祭りを見る&祭りに参加する

祭りを観覧する 祭りに参加する
観覧料金 無料(一部有料あり) 参加料金 無料(一部有料あり)
観覧予約 当日予約可 参加予約 当日予約可
参加に関する詳細 一般チーム・企業チームは有料
ジュニア・高校生チームは無料
いずれも事前にホームページからエントリー

来場者層

おひとり様
おひとり様
家族
家族
カップル
カップル
友達
友達
来場者数 188万8000人

アクセス

住所 北海道札幌市中央区大通西8
交通アクセス 地下鉄「西11丁目駅」から徒歩4分
地下鉄「大通り駅」から徒歩8分

駐車場

駐車場 なし

主催 YOSAKOIソーラン祭り実行委員会
公式URL http://www.yosakoi-soran.jp/

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