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浅草サンバカーニバル

1981年から始まり、日本最大のサンバのパレード・コンテストが行われる浅草サンバカーニバル。全国から集まった大勢のダンサーによる華麗なサンバは、毎年大勢の観衆を魅了します。それぞれのチームが華やかな衣装や山車、迫力のあるダンスを競い合います。


浅草サンバカーニバルのトップ画像

浅草サンバカーニバルの歴史

毎年8月の最終土曜日に開催される浅草サンバカーニバルは東京都台東区、浅草の馬車道通りから雷門通りで行われる東京の夏の一大イベントです。
サンバのパレードだけでなく、日本で最大の本格的なサンバカーニバルのコンテストなので、公式名称は「浅草サンバカーニバルパレードコンテスト」といいます。
本場リオのカーニバルには及ばないものの、最近では“北半球最大のカーニバル”と言われるほどまでになりました。
東京を代表する観光地である浅草は、江戸、大正と古くから歓楽街として賑わっていた地域でしたが、関東大震災や第二次大戦によって大きな被害を受け、活気がなくなっていた時期がありました。
そんな時にブラジルのサンバカーニバルをモデルに日本でも大きなイベントを行うべく発案したのが、浅草を愛する喜劇俳優の伴淳三郎氏です。こうして1981年に第一回のサンバカーニバルが開催されます。
当時は仮装行列のようなイベントで審査員も特にサンバの専門家ではありませんでしたが、1999年にAESA(浅草エスコーラ・ジ・サンバ協会)が発足し、審査員もサンバに詳しい人が選出されるようになり、本格的なサンバカーニバルに発展していきました。
各サンバチームは「リーグ」というグループに分けられています。
子ども達のブラスバンドなどの地域の人達が参加する「コミュニケーションリーグ」、企業チームによる「テーマ・サンバリーグ」、そして「S1リーグ」、「S2リーグ」の4つのリーグがあります。
S1とS2リーグでは本場ブラジルのサンバカーニバル同様にパレードの内容をコンテストで競う本格的なサンバチームが登場します。
トップクラスのS1リーグは人数も多く、山車を使った大掛かりな演出が特徴です。S2リーグでは山車が使えないため、腕を上げてS1リーグへ昇格するべく腕を磨きます。
また一方、S1リーグでも質が下がればS2リーグへ降格ということもあるので、真剣勝負となります。


浅草サンバカーニバルの見どころ

やはり「エスコーラ・ジ・サンバ」という大規模なチーム編成で参加するトップクラスのS1リーグのパフォーマンスは見応え満点です。
これは「ヂスフィーレ」と呼ばれる行進するサンバで、各チームが物語やテーマを決めてそれに基づいて構成されています。衣装もブラジルに発注し、「アレゴリア」という華やかな装飾で彩られた山車を制作します。
ダンサーだけでなくテーマ曲を歌う人、「バテリア」というサンバのリズムの要を担当する打楽器隊が一体となって繰り広げられることから「動くオペラ」とも呼ばれています。
チームのトップダンサーは「ハイーニャ・ダ・バテリア」と呼ばれ、パテリアの先頭で踊ります。
構成はチームによって様々ですが、審査基準として先頭を勤める「コミサン・ヂ・フレンチ」、チームの旗を掲げて踊るペアダンサーの「ポルタ・バンデイラ&メストリ・サラ」、大きく広がるスカートで女性達がまわりながら隊列を作って踊る「バイアーナ」はS1リーグでは必須となります。
コミュニケーションリーグの顔ぶれはグループそれぞれ、この地域ならではのパレードのお祭り気分が味わえます。そして何と言っても本場ブラジルのサンパウロ市のサンバも参加するので盛り上がります。他にも世界各国からサンバチームが参加するのでバラエティーに富んでいて楽しめます。
企業チームの作るテーマ・サンバリーグは、それぞれの会社のロゴや商品で装飾した山車や衣装で会社をアピールするので見応えがあります。有名人が登場することもあります。
審査は、表現力や躍動感のほか衣装や演奏も含まれます。雷門前は審査員席になっているので一番混雑する場所ではありますがサンバチームのパフォーマンスにも力が入るので、見応えがあります。
また台東区立隅田公園はチームの練習に使われますので、スタート前のチームの別の顔を見ることができます。


浅草サンバカーニバルの注意点

会場は東武浅草駅、東京メトロ浅草駅、都営地下鉄浅草駅、下車すぐになります。当日は交通規制が行われるため、車での来場はおすすめできません。もし車で来場する場合は会場から離れた駐車場に止めるようにしましょう。
当日は大変混雑します。パレードが始まるとパレード会場の馬道通りから雷門通りの歩行は難しくなります。特に吾妻橋交差点から雷門前方面は一番の混雑が予想されます。
場所取りも可能なので、もしゆっくり見たい人は早めに行くことをおすすめします。交通規制が実施されると一斉に場所取りが始まります。
馬車道通りのスタート地点とその手前の参加者のスタンバイエリア、また雷門通りのゴール地点とその先の参加者のスタンバイエリア撮影禁止となりますので注意が必要です。
まだ暑さが厳しい時期の開催なので、熱中症にならないよう暑さ対策もしっかり行いましょう。
サンバカーニバルは雨天でも決行されます。また雨天でも沢山の観客の邪魔になってしまうため、傘をなるべく使わないようにアナウンスが入ります。雨天の場合はフードつきのレインコートを持参するようにしましょう。


祭り有名番付

大関クラス

※祭りびと制作委員会による独自評価。対象となる祭りがどのくらい知名度があるか全国調査により格付け。


祭り要素

踊り・神輿

祭り評価

歴史アイコン
歴史
ビジュアルアイコン
ビジュアル
★★★★★
屋台アイコン
出店
環境アイコン
環境
★★★★★
アクセスアイコン
アクセス
★★

※祭りびと制作委員会による独自評価。各項目毎★5つが最高評価。☆は詳細が不明のため評価なし。

祭り日程 2018

2018年8月25日
日程・概要8月26日 13:00~18:00
パレードコンテスト 13:30~ 


祭りを見る&祭りに参加する

祭りを観覧する 祭りに参加する
観覧料金 無料(一部有料あり) 参加料金 無料(一部有料あり)
観覧予約 当日予約可 参加予約 当日予約可
観覧に関する詳細 6500円(1口)の協賛金で特設招待席1席分用意。
中止の場合の返金は無し。2017年8月9日から電話にて申し込み受付。先着順、定員に達し次第終了。

来場者層

おひとり様
おひとり様
カップル
カップル
友達
友達
来場者数 約500000人

アクセス

住所 東京都台東区浅草(馬道通り~雷門通り)
交通アクセス 東京メトロ銀座線 浅草駅 徒歩3分
都営地下鉄浅草線 浅草駅 徒歩3分
東武鉄道伊勢崎線(スカイツリーライン) 浅草駅 徒歩3分
つくばエクスプレス 浅草駅 徒歩5分

駐車場

駐車場 無し

主催 浅草サンバカーニバル実行委員会
公式URL http://www.asakusa-samba.org/

浅草サンバカーニバルのレビュー

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